サバンナ RX-7

サバンナ/RX-7|マツダの名車シリーズ

常勝スカイラインを止めたロータリー

マツダが世界で唯一量産にこぎつけたロータリーエンジンの最大の特徴は、軽量・コンパクトと官能的な高性能にある。それを広く知らしめたのが、71年に登場したサバンナだ。

 

サバンナ

 

 

手頃な価格で高性能を実現したこのクルマは、ツーリングカーレースでは当時圧倒的な強さだったスカイラインGT-Rの50連勝を阻止して、若者たちの人気を得た。

 

ただし、ロータリーエンジンにはこの跡逆風が吹いた。1973年と1978年の二度のオイルショックと、アメリカのマスキー法に端を発する排ガス規制だ。排ガス規制にはいち早く適合してみせたものの、大市場であるアメリカでも燃費が消費者の大きな関心事となる中で、その点では優等生とは言えないロータリーは苦戦を強いられることになったのだ。

 

 

ロータリーロケット=RX-7

 

苦労して生み出したロータリーエンジンの活路を求めたマツダが、たどり着いた結論がロータリーでしか出来ないスポーツカー。初代サバンナRX-7、SA22C型は、そうして1978年に生まれた。

 

当時としては驚異的なCD値0.36を実現させた低重心のフォルムは、コンパクトカーを思わせるリトラクタブルヘッドランプを備えたRX-7はロータリーロケットの相性でたちまち世界に認められた。

 

RX-7

 

 

1982年にはターボも搭載して戦闘力をアップ。アメリカのツーリングカーレースでも活躍して、人気を不動のものにした。

 

 

研ぎ澄まされたフォルムとその戦闘力

 

1985年に登場した2台目のFC3S型は、排気量を拡大した13B型に、インタークーラー付ツインスクリールターボを搭載。1987年にはカブリオレも投入して、華やかなスポーツカーの世界を訴求した。

 

さらに1991年に登場した3代目FD3S型は、世界を驚かせる完成度を備えていた。デザインは官能的な美しさを実現、オールアルミ製の4輪ダブルウイッシュボーンサスペンションを備え、5kg/PSを切るパワーウエイトレシオを誇る、世界レベルのピュアスポーツカーだったのだ。

 

RX-7タイプRZ
3代目RX-7(タイプRZ):1992年に発売された特別仕様車で、好評のためセカンドバージョンも造られた。レカロやBBS、ビルシュタインなどブランドパーツを装着。

 

 

 

2002年に生産を終了して以来、10年以上を経てもなお、このクルマの戦闘力と美しさは第一級だ。その後唯一のロータリー搭載車だったRX-8の生産が終了した今でも、マツダはその復活を模索している。

 

RX-7のピュアな走りのスピリットは、誇るべきDNAとして彼らの中に燃え続けているのだ。

 

サバンナ/RX-7|マツダの名車シリーズ記事一覧

サバンナ/RX-7変遷史

1971年 サバンナ発売1973年 12A型ロータリーを積む後期型へ1978年 初代サバンナRX-7発売1983年 MCで12A型ロータリーターボ車追加1985年 2代目サバンナRX-7発売1987年 カブリオレ追加(1992年まで生産)1991年 3代目RX-7(FD3S型)発売1999年 マイナ...

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